THINK WISELY 2022 zine
制作記録
今年1~3月にかけて、皆んなで作ったUK TOUR写真のフォルダから、入れたい写真を選んで行った。フィルム、iPhoneなどいろんな種類の写真を、50~60ページに収めたかったこともあり、入りきらない写真が多くて、選んでいくのが難しい。
3人の文章コーナーと、各々が選ぶ2.3枚の写真も決めてもらい、全体をだいたいの時系列に組み替えて、ワンコレ(犬の写真のコレクション)やご飯ページなど写真を多く使うページも制作。
全体のページを把握しながら組んでいきたかったので一つのデータ内で作業していた。(多分するべきではない方法だからなんだけど)データが重くて何度もPCが落ちて、絶望を感じる・・
なんとか4~5月に写真と文章が組み終わり、やっとデータをそれぞれのページごとに分ける。製本方法が、紙を重ねて半分に折る「中綴じ」だったので、作った裏表のデザインを全て半分個にカット。
そして対になるページへ移動する作業を、モス→マック→hmc cafeとお店を移動しながら頑張った夜、忘れられない・・
そういえば、去年も6月に助成金の申請でそのようなハシゴをしていたな!あの時は、ジョリーパスタ→コメダ→マックだった。
私たちの5~6月はハシゴの月なのかな?
これは朱音がミニチュアZINEを作ってくれたことでも、少しスムーズに作業が進んだ。
表紙になるイラストをいくつか描いて、その中から選ばれたのはヒースロー空港内の写真をもとにしたものだった。
到着した時の感動や、お休みに行ったグラスゴー出発も、ヒースローだったこともあって、なんだか思い出深い場所になったよね。イギリスの地図も最後に追加した。
6月は最終チェックと印刷について。
当初は通常の印刷業者で制作しようと思っていたけれど、
THINK WISELYカセットや映画上映のフライヤーの製作で虜になってしまったリソグラフ印刷
を使いたくなっていた。あえて一色で刷ることで、私たちの知る写真が、違う表情を見せるかもしれない?と思い始めていた。
いくつかの会社にお見積もりをもらって、サンプルを取り寄せた初めてお願いする会社に頼むことに。
色はワイン🍷
6月中旬、ページ数も多く、データの不手際もちょこちょこあったけれど、なんとか入稿完了!あとは1週間後の納品を待つだけとなった。ソワソワしながら、リターンの梱包用の材料を組んだり、すぐ送れるような準備を進めた。
クラファンのリターンでの製本は糸での中綴じに決めた。泉がおばあちゃんから譲り受けたミシンを持っている。
そうなると糸の色が肝心になってくるということで、サンプル印刷の紙と、色鉛筆で色を試し書きして、合う色を悩んだ。糸屋さんで100種類以上の糸から決まったのはFC-2というネオンカラーのグリーン!
ワインと蛍光緑の組み合わせは、新しい感じがして可愛い。
そしてついに印刷物たちが到着した!
早く届けるために、夜な夜な、紙を朱音がチェックしながら重ねていき、泉がミシン掛けをしていき、晴子が糸結びと梱包を行い、その工程を二夜連続経たZINEはポストから出荷されて行った。
何度かミシンと泉が対決するシーンがあって、その度に軽く仲直りをして、最終的にはそっけないけどいい関係になっていた気がする。
グッズとしての販売はホチキス仕様になるけど、それも可愛いです!
一連の作業を終えて、このZINEを家でふとめくる時、パサっと音がする。
本当にこの場所たちに行って、皆んなで一緒にライブをしたんだなと感じる。
いろんなものを作ることが好きだけど、こうしてzineを作ることができて良かった。
映像や、写真や、文章、誰かと話す話の中で、
私たちは記憶を思い返したりしている
その中心には、多分こころの言葉にできない感覚があると思う。
そうした感覚が、私たちの作るものに伝わっていることを願っています!